2010年06月
生活習慣病シリーズ[1]
減量について
肥満とは、身体の脂肪量が異常に増加した状態をいいます。
肥満の判定はBMI(body mass index)で行います。BMIが22の場合が肥満に関する疾病が最も少ないことから、標準体重は身長(m)2×22で算出します。
ここで注意したいのは、肥満(BMI25以上)は単に脂肪の蓄積量を表しているのであって、疾病とのかかわりを意味しているのではありません。
肥満症を「合併症ないしは、その発症を予測されるために、減量治療が必要になる肥満」と定義して、肥満と区別しています。BMIが同等であっても体脂肪の分布の違い、つまり、内臓脂肪型か皮下脂肪型かによって、肥満の病的の意味合いが異なります。
内臓脂肪型肥満では高頻度に健康障害が伴うのでハイリスク肥満とみなされています。
ウエスト周囲径(男性85cm以上、女性90cm以上)でスクリーニングし、内臓脂肪面積を腹部CT検査で算出します。
減量のための食事および食生活のポイント
- 標準体重にコントロールするためには、1日1600~1800kcalを目安にして、その中で栄養素バランスのとれた食事を、1日規則正しく3食に組み入れて摂るようにします。
一般に炭水化物(ごはん、パン、麺など)の摂りすぎや、野菜やきのこ、海草類が不足しがちなので、これらを留意します。
- 体重曲線はなだらかなカーブを描くように、極端なカーブにならないよう、1カ月に1~2kgの減量を目指して、できるだけ体重の波形がアップダウンしないようにします。
- 今までよりも食事量が減るので、噛みごたえのある食品(生のにんじん、セロリ、いか、たこ、するめ、こんぶなど)や超低エネルギー食品(きのこ、海草、こんにゃくなど)で満足感やボリューム感を出すようにします。
- 濃い味付けはごはんの摂りすぎにつながりますので、佃煮や漬物は控えるようにして、調理の際の味付けも薄味にします。
- 食品の中で最もエネルギーが高い油の摂り方に注意します。揚げ物は給油率の低い、から揚げや素揚げにします。(フライ、てんぷらの給油率は15~20%、から揚げ8~10%、素揚げ5~7%)
- ときどき1日の食事の飲食量を記録して、栄養素バランスがとれているか、また何の量が多くなったかなど、自己判断をする機会をつけるようにします。
(505kcal 塩分3.6g)
麦ごはん、わかめスープ、茹で豚肉の梅肉あえ、豆腐のカニあんかけ、蒸しなすのあえもの
(67kcal 塩分0.1g)
抹茶ミルク羹