2009年8月
食欲のない時の食事
食欲というのは、食べ物摂取に対する生理的な欲求のことで空腹感を伴います。胃の運動や胃液の分泌などに密接な関係があり、心理的な影響を受けやすいものです。
食欲のなくなる原因には、病気によるもの、ストレス、食事のアンバランス、生活のゆがみなどいろいろあります。
まず、食欲不振になった原因をつきとめて、からだのどこに異常があるのか、また、心理的なものなのかを見極める必要があります。過労や睡眠不足、環境の変化、気温なども食欲不振の原因になります。
食欲不振の対策のポイント
- 生活状態を改善する
早寝早起きを心がけ、睡眠を十分とるようにします。食事は規則正しく、食事時間も一定にして栄養素のバランスをよくした食事をとります。
- 一口でもいいから食べる努力をする
食欲がないからといって食べないでいるとますます食欲が湧かず、体力が落ちる一方です。少しでも口に入れると、これが呼び水となって食欲が出てくるようになります。
- 酸味、酢の物を利用する
梅干を見ただけで唾液がわいてくるのは、よく経験することです。これは、梅干の酸味経験による反射ですが、唾液が出ると胃液の分泌が高まり、消化酵素が分泌されて、消化が促されます。食欲アップのためには酸味の効いた料理を利用するようにしましょう。
- 香りや香辛料を上手に使う
香り野菜(しその葉、みょうが、三つ葉、木の芽など)は食欲アップに好都合な食材です。また、香辛料(カレー粉、わさび、唐辛子、からしなど)も料理の味にメリハリを持たせて食欲をわかせます。
- 食べたくなるような盛り付けを
料理の彩りに合わせて盛る器を考えます。量が少なく見えるような大きめの器に盛ったり、深皿に少量の料理を山高に盛るようにします。また、食欲のないときは、皿数を多くして、一つの皿に少量を盛るようにして量を感じさせないテクニックも必要になります。
テーブルセンターやランチョンマットなどに変化をつけて、食卓の雰囲気にも気を配るようにしましょう。
- アルコール飲料を上手に使う
アルコール飲料は、緊張をときほぐして血液の循環を良くする働きがあるので、少量を食前に飲むと、胃の粘膜を適度に刺激し、胃液の分泌を高めてくれます。
◎食欲のない人の献立
(603kcal 塩分3.6g)
一口おにぎり、豆腐と青菜の味噌汁、茹で豚肉の和えもの、南瓜のミルク煮、フルーツ
◎食欲のない時の一品料理
(335kcal 塩分2.8g)
冷やし薬味そうめん